新年のごあいさつ(2020年)

お客様満足研究会(OM研究会)会員のみなさま
あけましておめでとうございます。

昨年元号が「令和」に変わって新たな時代に入りましたが、今年は2年目です。
新しい天皇のいろいろな儀式は12月をもってほぼ完了したということですが、昨年みなさんが立てられた計画や企画などは今年も続いていくことでしょう。
新しい時代にふさわしい企業、そしてお客様との接点をどのように見直し構築していくか、みなさまの手腕に期待したいところです。
消費者関連で昨年の特筆すべきは、地球温暖化の問題ではないでしょうか。
主要国首脳や企業はCO2の削減には目もくれず利益を得ることばかりに先走っているとスウェーデンの少女、グレタ・トウンベリさんの「涙ながらの訴え」は全世界の眼差しを釘付けにしたといっても過言ではないでしょう。
企業の社会的責任は、良い商品を作り使用者の利便性を図り、その結果売り上げは増大し雇用を拡大して社会に還元するということですが、一方で、地球的な問題となっている温室効果ガスの削減に主眼を置いて温暖化を防止し安全安心な社会基盤を永続させることも非常に重要です。
これは消費者が永久に普通の消費者であり続ける基本です。
もちろん企業だけではありません。想像を絶するような森林の大規模火災や伐採による植生の減少などが引き起こすCO2吸収能力の低下、そして消費者自体もエネルギーを大量に使いあるいは利用するとそれだけCO2の放出を招くと全世界でいろいろな警鐘を鳴らしています。
お客様相談に携わっている私たちはこのような消費者問題に真摯に目を向け、お客様満足、企業満足、そして消費者満足に気を配らなければならないのではないでしょうか。

OM研究会の活動は今年で18年目を迎えることになります。
みなさまのお客様対応力は年々確実にスキルアップしていることを実感していますが、この対応力アップに完結はありません。これからも一緒になって勉強して参る所存ですが、消費者問題を俯瞰して真のお客様満足、消費者満足をとらえていけたらと思っています。

みなさまのご健康とご活躍、そして会社様のますますのご発展を心よりお祈り申しあげますとともに、OM研究会の活動によろしくご協力くださいますようお願い申しあげます。

                 令和2年正月
                 お客様満足研究会世話人一同

 

 

2020年01月06日